2021有馬記念はエフフォーリアの勝利で幕を閉じました。
クロノジェネシスは有終の美を飾ることができませんでしたが、強い競馬を見せてくれたと思います。
ひとまずクロノジェネシスにはお疲れさまでしたと言いたいですね。

さて結果のほうを見ていきましょう。
◎タイトルホルダー 5着
〇エフフォーリア  1着
▲アカイイト    7着
☆クロノジェネシス 3着
△ステラヴェローチェ4着
 ペルシアンナイト 14着
 パンサラッサ   13着
 シャドウディーヴァ12着
 ディープボンド  2着

予定通りパンサラッサが若干離して逃げ、消耗戦寄りの展開になりました。

◎タイトルホルダー 5着
タイトルホルダーは番手から進み、心配されていた鞍上もよい競馬をしてくれたと思います。
直線では早め先頭に立つも、戦前の予想通りキレ負けする形になってしまいました。
もう少し早めに動くべきではあったと思うのですが、そこはやはり経験の差やテン乗りといった要素が大きかったかなと思います。
鞍上に関してはうまくのったと思います、テン乗り枠順等考慮するといい騎乗でした。
少し早めに動けばどう出たかはわかりませんが、キレ味ではやはり分が悪いようです。
来年はエフフォーリアとはかち合いたくないので長距離戦線での活躍を見たいですね。


〇エフフォーリア 1着
エフフォーリアに関しても、文句ひとつない素晴らしいレースでした。
少し早めに自分から動き、前もとらえられる、後ろからの追走はしのぎ切れるという位置で直線を迎え、残り200m周辺で先頭に立つ横綱競馬でした。
鞍上も勝負所で少し押し上げをはかり、好騎乗だったと思います。
エフフォーリアに関してはちょっと負かす馬が現状考えられません、というレベルの強さでした。

▲アカイイト 7着
アカイイトはおもったより伸びませんでしたね。
道中の位置取りから最後突っ込んでくるかと思ったのですが・・・
ちょっと早めの押上があだになった形でしょうか。
ステラヴェローチェより少し早めの押上を見せ、最後はガス欠でおいて行かれた形ですかね。
ロングスパート向きではなさそうです、展開は向いていたと思います。
逆に最後まで脚を溜めて直線一本で勝負するとなるとどのみち届かず良くて掲示板といったところでしょうか。
今回の掲示板に載った組とは少し実力に開きがありそうです、ここは少し評価を上げすぎたところでしょうか。

☆クロノジェネシス 3着
クロノジェネシスに関しては少し騎乗がもったいなかったかなと思います。
エフフォーリアが800-600m間で動いたのに対し、クロノジェネシスは少し待って視界にエフフォーリアが入ったので動いたという印象を見受けます。
600m付近でエフフォーリアが前にでており、クロノジェネシスが動いたことに反応よくエフフォーリアの鞍上は動いているので、直線入る前にエフフォーリアより前で競馬をしたかったのだと思います。
また、エフフォーリアが勝負所で早めに動き、外からクロノジェネシスにかぶせることで、直線の追い出しを窮屈にさせており、400mから正面を向いた時の差そのままでゴール板を駆け抜けたかなと思います。
ルメール騎手と横山武史騎手ではどちらがジョッキーとして上かといわれると、実績等様々な面で考慮すれば当然ルメール騎手が上になります。
しかし今日の有馬記念に限っては横山武史騎手が一枚上手でしたね、特に4角周辺の動きは明らかにクロノジェネシスに競馬をさせない動きをしており、故意か偶然かはわかりませんが、抜群の騎乗だったと思います。
ラストラン有終の美を飾ることはできませんでしたが、産駒の活躍を期待しています。
今までお疲れさまでした、いい競馬をありがとう。



今回の記事では重い印組の結果と考察をしました。
軽い印組は次の記事でやろうかなと思います。


ブログランキング