エーポス
後傾ラップ向きでしょうね、全体としては前傾寄りのラップが望ましいかなと思います。
前走全体の前後半タイム差は０.９秒前傾で１着、前々走は全体の前後半タイム差はなしと中間ラップで７着。
この馬は上りの脚を活かしたいのですが、少し前がタレてくる必要がありそうです。
歴代の上り３Fを見た時に上り１位というのは稍重開催でのFレビューのみとなっており、良馬場ではよりキレる馬がいると少し分が悪いかなと思います。

前走は発馬が良くなく、中団ちょっと前目に競馬を進めるも、直線に入る三角四角で少し順位を下げて直線へ向かいます。
少し鞍上が進路に手間取るも、前の馬が若干外に出したことによりポッカリと前が開き、その間をついて伸びてきての勝利。
直線でのキレ味では完全にタイセイアベニールのほうが上回っていましたね。
しかし、直線までの進路取りと若干のキレ味でしのいだ感じでしたね。
完全な上り勝負には少し向かなさそうですね。
前々走に関しては、発馬直後鞍上が押して押して、先行策。
不可解なのがこの後鞍上は、先行しに行ったにも関わらず、手綱を引き絞り抑えようとします。
そのままロスなく回るつもりでしょう、８００mほどでもう一度手綱を絞っているように見えます。
インをついて４、５番手で直線へ向かいます。
同レース中では下から数えたほうが速い上りタイムでしたので、伸びてはいませんね。
少し鞍上と折り合いを欠いていたかなと思います、レース中のテンション等もありますし。
前々走は度外視してもいいかもしれません、上げにいったり、絞ったりとチグハグな騎乗でスタミナの消耗がなければもう少し走れたと思います。

ジャスタウェイ産駒ですね、ハーツクライ産駒から距離を１段階下げたレンジで活躍する馬が多いようです。
牡馬は中長距離適正が多いのですが、牝馬は短距離～マイルで活躍する産駒が多いようです。
G３での成績は回収値含め非常に優秀ですね、産駒の傾向としては買える一頭です。
馬場は不問ですね、回収値まで見ると良馬場がベストでしょうか。

完全な上り勝負は少し分が悪いかなと思います。
前が脚を使ったうえで、少しキレて一番キレる馬をしのぐといったレース展開が勝ち筋でしょうか。
そういう意味では完全な上り勝負の少ない短距離は向いているかなと思います。


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