ケイティブレイブ

ラップ分析



前走 全体0.7秒前傾ラップ 11着 前々走 全体0.9秒後傾ラップ 13着
後傾ラップ向きでしょう、脚質も後方からの競馬です。
前走は最後15.5秒のラップを刻むなど、レースをやめているといっても過言ではないラップを刻んでおり、度外視してもよさそうです。
さらに経過のラップを見ても、大半が12秒台後半より遅く、地方競馬の小さい競馬場とは言え明らかに遅いですね。
年齢も年齢ですし、少し衰えも入っているかなと思います。
末脚の持続は短く、トップスピードを維持して長く走ることは出来なさそうです。
後方待機からの末脚勝負という脚質の過去2走ではありますが、重賞平均に比べ0.6秒ほどしか上回っておらず、脚質を考えると足りない印象はぬぐえません。
タイムとラップが公式に計測されているレースで最後の好走といえる2020年の船橋競馬場でかしわ記念は0.6秒後傾ラップであって上り勝負よりで展開も向いていたと思います。
しかし2年近く前のレース、出走馬は大半が中央所属ではありましたが地方競馬の小頭数とあって、古い感は否めません。
馬齢を加味すると少し厳しいかと思われます。

前走と前々走の見解


前走川崎記念はスタート直後から鞍上が押して押して競馬を進めるも、反応せず後方からの競馬になります。
1週目の間、最後方ではないものの後方待機から変わらず、2週目向こう正面から鞍上が追いだしにかかるも反応せず、そのまま直線での合図にも同様に反応を見せず、3.7秒離れた11着入線と惨敗しています。
鞍上が追いまくっているにも関わらずスピードが上がるわけでもなく、ムチを打っても反応がないとなるとコメントのしようがなく、走る気がなかったとしか思えません。

前々走はスタート直後から最後方で競馬を進め、直線に向かうまでの間で少しポジションをあげて直線へ向かいます。
直線では大外からの進出を狙うも、まったく伸びず、勝ち馬からは2.4秒と大きく離されて13着入線でした。
脚を後方で溜める競馬をしましたが、3~4角で届く位置まで押し上げるタイミングで脚を使ってしまったのか、まったく伸びませんでした。
後方待機で脚を溜める競馬ではありますが、勝負所までに先頭との差を詰めるので精一杯だったように見えました。
上で書いた通り全体のペースとして流れたわけではなく、むしろ後傾ラップであり、道中の馬群は短めにまとまっていた点から、得意の展開でも追走に脚をつかってしまっていたようです。

まとめ


後傾ラップで後方から勝負所までに脚を溜め、キレをもって差し切る馬のように見えます。
しかし、ここ2走は大きく前傾するラップはなかったにもかかわらず、直線で差せる位置までポジションをあげることで脚を使ってしまい、直線での末脚は不発に終わるというチグハグな印象を受けます。
厳しいことを述べるようではありますが、スローという得意の展開でも直線での末脚を溜めきることができず、ポジションを上げるだけで脚を使ってしまっているようでは、結果は伴わないと思われます。
またスタート直後から押してもペースが上がらず、前目からの競馬を模索しようにもできない状態となるとお手上げでしょう。
やはり9歳と高齢馬である観点から少し衰えも感じられます。
下級条件であるならばまだしも、最高グレードのレースにおいて現状のままでは結果はついてこないと思われます。





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