
ラップ分析
前走 全体6.4秒後傾ラップ 2着 前々走 全体1.1秒前傾ラップ 4着
この馬としては中間に近いラップのほうが良いと思います、全体としても前傾寄りのほうが良いと分析します。
上り勝負よりは上りのかかる競馬のほうが理想的と思います。
前走で阪神の上り32秒台と重賞平均を2秒近く上回る脚を見せていますが、このレースは6.4秒の後傾ラップとかなり大きな全体としての後傾ラップを刻んでおり、ラップタイムからも上り3Fのみのレースとみており、上りが速くなるのは妥当な結果と分析しています。
前走の実質3F戦の2着よりは、前々走のように世代でのトップクラスが顔をそろえるG1戦での4着とそこそこ好成績のほうが力を出し切っていると仮定しての中間ラップ向きの分析です。
前々走で最後は脚が上がり気味と少し足りなかったという印象ですが、それまでのラップはほぼ11秒台となっており、スピードの持続力がうかがえます。
マイル戦とはいえ11秒台を刻み続ける厳しい流れの中で、上りで11.2秒と11秒フラットのラップを刻んでおり、最後の1Fは脚が上がってしまっていますが、厳しい流れの中でもキレ味を見せています。
前走でも上り勝負での最速タイをたたき出しており、上り勝負でもある程度の対応は見せると思われます。
前走と前々走の見解
前走はスタートよく出たものの、折り合いがつかず少し下げて中団少し後ろで競馬を進めて直線へ。
直線では脚は使えているものの、内沿いを通った勝ち馬との差が詰まらず、2着での入線となりました。
非常にゆったりとした流れからの上り3Fのみの勝負とみており、最高速を図るという点ではある意味価値のあるレースであったかと思います。
勝ち馬には及ばなかったものの、上り最速タイの脚をこのレースで見せており、上り勝負にも対応できるスピードがあるという証明にもなりました。
どの程度の後傾ラップまでこの脚を見せることができるのかは不明ですが、最高速という点ではよい速さだったと思います。
前々走は出遅れて最後方からの競馬を進め、ポジションを中団後方にとり、同じ位置で直線へ。
直線ではインを突いて伸びてきたものの、出遅れが大きく響いた形での4着入線となりました。
道中ポジションを大きくあげにいったことや、折り合いがつかなかったことが最後の失速につながったとみており、通常程度のスタートであればもう少し粘れていたと思います。
前々走のようにスピードの持続力を活かす競馬が理想的と考えており、レベルも考えた時には前走よりは価値があると思われます。
まとめ
この馬としては中間ラップ向きで、全体としては前傾以上に流れるほうが良いと思います。上り勝負よりは上りのかかる競馬のほうが理想と思われます。
前走の全体としてかなり大きく後傾ラップを刻んだレースでの上り勝負でも、最高速という点では引けを取らず、上り勝負への対応も可能と思われます。
前々走のように世代トップレベルのレースで好成績であったように、本質的にはワンペースを刻むような厳しい流れの中で能力を発揮すると分析しています。
厳しい流れの中でも刻んだラップとしても脚は使えており、こちらの展開のほうが最大限能力を発揮していると思われます。
後傾ラップでの競馬ではどこまでの範囲で最高速を維持できるかという点で未知数であるものの、前傾ラップでの競馬ではトップレベルにも引けを取らない能力の高さがあるといえるでしょう。
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