こんにちは。
今週はここまでエプソムカップの個別ラップやデータ等掲載してまいりました。
今回の記事ではエプソムカップの過去5年における全体ラップの推移と分布を掲載していきます。
予想の役に立てることができれば幸いです。
過去5年のラップ推移
エプソムカップの過去5年分のラップ推移です。
良馬場は実線、稍重は点線、重馬場は破線、不良は鎖線と線の種類をわけております。
5年の平均は星マークで示しています。
例年レースの開催が梅雨時とあって、線の種類が豊富になりました。
良馬場から不良馬場まで5年ですべての馬場状態での開催があったレースでした。
特徴を見ていくと、稍重での開催である19年のみ他とは違った波形を描いていることがわかるかと思います。
理由として、レースの内容を見ていくと、タイム的にも非常にゆったりとしたペースであり、道中の先頭から最後方までも大きく差がなく、直線のみの瞬発力勝負であったことが挙げられるかと思います。
稍重とはいえ非常にゆったりしたペースであったため、後述する分布においても平均より上りの速いレースであったと分析しています。
先頭に立って引っ張っていく馬がおらず、後傾ラップ6秒以上とあって、このレースに関しては度外視してもよいかと思います。
19年以外のレースに目を向けていきましょう。
馬場状態は関係なく、道中のペースが概ね11.5秒~12.0秒周辺で推移しているレースばかりで、大きくペースが緩むということはないと分析できます。
道中緩まずにレースが展開し、直線に向けてのポジション争いが激しくなる1200m~1400mでどのレースもグラフの谷が大きくなっており、ここが概ね一番速いペースであると想定できますね。
その後のグラフは徐々にペースが緩んでいっており、上り一辺倒のレースではないということが見えてくると思います。
過去5年のラップ分布
こちらは過去5年のラップ分布です。
前述した通り、後傾ラップが非常に大きくなった19年では稍重での開催とはいえ、上りが平均以上に速くなったようですね。
少しレースが特殊であったことから見て、分布も他とは大きく違った位置にいることがわかるかと思います。
その他の年度は特筆すべき点はないかなとみています。
概ね前後傾も近く、馬場状態が悪くなっていくごとに上りが遅くなっているという至って普通のグラフと分析できます。
今回は天気予報を見る限りでは稍重以上に軽い芝での開催が見込めるかと思います。
21年17年の二つの良馬場と18年の重馬場、こちらのふたつの間あたりにラップの分布が来るかなと想定しています。
想定ラップとしましては、「前傾ラップ0.5秒~後傾ラップ2.0秒の間」で「重賞平均(34.6秒)より1.0秒遅いあがり~平均周辺のあがり」と想定しています。
馬場状態の回復によってはもう少し絞っていけるかと思うのですが、現状稍重ということもあって、少し範囲は広くなってしまいました。
馬場状態が回復するにつれて、あがりのタイムは速くなっていくと脳内で想定を保管していただけるとよいかなと思います。
また上りのタイムが速くなる関係上、馬場状態の回復につれて後傾ラップよりになっていくと想定しています。
まとめ
以上が過去5年のエプソムカップのラップに関するデータです。前述していますが、想定ラップとしましては「前傾ラップ0.5秒~後傾ラップ2.0秒」で「東京1800m重賞平均(34.6秒)より1.0秒遅いあがり~平均周辺のあがり」といったところでしょうか。
現状の馬場状態からの推定で前傾ラップ0.5秒と1秒程度の遅い上りの想定をとっていますが、東京競馬場の馬場状態は概ね回復傾向にあるとみており、どちらかというと後傾ラップで重賞平均に近い上りを見せるのではないかとふんでいます。
またレース前に予想の印を掲載させていただきます。
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