
今週はここまで函館記念に関するデータと個別ラップの掲載を行ってきました。
今回は函館記念の過去5年分のラップ推移とラップ分布を掲載していきます。
各データ予想の役に立てることができれば幸いです、それでは見ていきましょう。
過去5年のラップ推移

函館記念の過去5年のラップ推移です。
良馬場での開催は実線、重馬場での開催は破線で示しており、5年平均は星マークがある線で示しています。
過去5年間で17年の重馬場開催以外は、良馬場での開催されていました。
良馬場4回、重馬場1回と少し極端な開催になってしまいましたが、良馬場での特徴から推測できればと思います。
ラップ推移を見ていくと、どの開催においても概ね似たり寄ったりの波形が出ています。
重馬場でも大きな変化はなく、見た目にはよく似たラップを毎年描いているということで良いかと思います。
少し差が出ているのが残り600mからのラップタイムで、すべてで12秒を上回っているラップを刻んでいる年と、そうでない年の差がはっきりと出ています。
20年はすべてで12秒以上かかるラップを刻んでおり、消耗戦寄りの競馬になっていたことがわかるかと思います。
やはり20年と他の年度では道中のペースの差が大きく、20年は12秒を下回るラップがほとんどで、締まったペースであったことがグラフから見て取れますね。
19年も同様に12秒以下のペースが多いのですが、2ハロン目のタイムが他の年度ほど速くなく、さほど先行争いが激しくなかったと思われます。
そして19年に関しては残り600mからのペースがいったん上がるという波形を描いていますね。
道中のペースがカギとなりそうですね、かなり速いペースで逃げる馬がいた20年はかなり消耗戦寄りのペースとなっています。
その他のレースでは大きくペースが上がることはあまりなかったものの、短い直線や洋芝等が絡んでか、上りはかかる傾向にあるとみてよいでしょう。
上り3Fで11.5秒以下のラップが過去5年で一度もなく、時計のかかる馬場であり、先行馬有利の競馬場であるでしょう。
過去5年のラップ分布

こちらが過去5年のラップ分布です。
良馬場での開催が4回ありますが、かなり散らかった分布になっています。
良馬場の散らかった分布ではありますが、共通点はあり、21年と20年は前傾ラップが大きくハイペース判定のレース、19年は前半後半のタイム差がなく、18年に関しては後傾ラップが0.8秒でどちらもミドルぺース判定でのレースでした。
またここ最近参考にしているネット競馬さんの馬場指数を見ると、21年が-3、19年が-2と近しい数字になっており、前述のラップ推移とは矛盾してしまいますが、前後傾ラップの差が上りにさほど影響を及ぼさないことを示しています。
また、後傾ラップで上りが平均より1秒以上速かった18年は-8、20年は0となっており表の上りの速さに連動する傾向があります。
グラフの最小~最大の幅が狭くなっていることも加味すると散らかっているように見える分布も概ねまとまっているのかもしれませんね。
まとめ
以上が過去5年のラップ分析です。函館競馬場は本日小雨がパラついていたようで、土曜最終のレースは稍重での開催となっています。
天気予報を見る限りでは明け方に小雨がパラつく程度で、重馬場まではいかないのではという想定をとっています。
小雨がパラついた後の天気予報は曇りで晴れ間は見えませんが、函館記念時には渋っても稍重までとみています。
これに目立つ逃げ馬のいない馬柱を加味して、想定としては少しの前傾~中間ラップとみています。
上りは少し想定が難しいものの、曇りが続くことも考えて、平均程度に落ち着くのではないかとみています。
したがって想定ラップは19年、17年に近いものとなると仮定しています。
想定ラップは「前傾1.0秒~後傾1.0秒の間」で「函館競馬場重賞平均(36.1秒)程度の上り」と考えています。
天気が崩れた場合は上りが遅くなり、前傾が少し大きくなると思われます。
レース前にまた予想の印を掲載させていただきます。
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