データ


今週はここまでクイーンSに関するデータと個別ラップの掲載を行ってきました。
今回は過去5年分のラップ推移とラップ分布を掲載していきます。
各データ予想の役に立てることができれば幸いです、それでは見ていきましょう。









過去5年のラップ推移

過去5年ラップ推移


クイーンS過去5年のラップ推移です。
昨年21年は函館で施行され、それ以外は札幌競馬場での施行となっています。
また、すべて良馬場での施行となっており、線の違いはありません。

推移を見ていくと、18年のみ少し大きなペース変化があったものの、他の年では波が小さく、大きなペース変化のないレースということがわかるかと思います。
18年のみ大きな波形を描いており、少し他の年と様子の違ったレースであったのだろうと推測されます。
どちらかといえば例年ペース変化が少なく、波形は小さくなりがちと思っておいた方が良いかと思います。
競馬場の特徴でも触れた通り、平坦な道が続き、高低差も70㎝程度しかない札幌競馬場では大きなペース変化というものは望めそうもありませんね。

したがって、等速で走り続けることのできる先行寄りの馬が有利かと思います。
大きなペース変化が望めない以上は後方からの追撃を粘り切るという可能性も大きくなるかと思います。
札幌競馬場はほぼ平坦なためペースがガクッと落ちたり、急激に上がったりということは少ないかと思います。


過去5年のラップ分布

過去5年ラップ分布


過去5年のラップ分布です。
すべて良馬場での施行でしたので、今回は年度の表示だけにしています。
昨年の競馬場違いに関してはカッコ内で表示しています。

大きくばらけた分布になってしまいましたが、前後傾の範囲が-2.5~2.5秒の間と上りの速さは平均-1.5秒~平均+1.5秒ですので、見た目ほどはばらけていないかと思います。
19年18年の2つが特殊な位置にあるのでこの二つから見ていくことにします。

まずは18年ですが、外枠寄りからティーエスクライがハナを取りに行き、ペースが上がったものと考えています。
2角ほどまでかかってハナをとれたことを見ても、テンのペースがかなり上がっていたものと推測されます。
向こう正面からはゆったりとしたペースになり息が入ったことで上りは速くなったとみており、18年はこの分布にあると思われます。
反対に19年はスタートからかなりゆったりと流れたことで普通に上りが速くなったのでしょうとみています。

平坦な道が多い札幌競馬場ではペースの起伏の少ない20年17年、競馬場は違いますが21年のようなラップ分布が概ね正常となってくるかなと仮定しています。


今回のクイーンSでは絶対にハナを主張したいという馬は個人的には見当たらず、先行争いが18年ほどは激しくならないとみています。
しかしながら前目で競馬を進めていきたいであろう馬は当然多く、前傾ラップになることが予想されます。
小倉競馬場のように前半上り坂後半下り坂であれば後傾ラップと容易に判断もつくところですが、平坦な道が続く札幌競馬場では道中のペース次第でかなり変わってくるかと思います。
例年を参考にするならば前傾ラップとみるべきところで、これに順張りしていこうかなと考えています。
想定しているラップとしては17年20年に近いものかなと思っています。

まとめ

以上がクイーンS過去5年のラップ推移と分布の分析になります。
17年20年の分布に近いようなラップになると想定しており、想定ラップとしては
「後傾ラップ0.5秒~1.5秒の間」「平均より0.5秒速い上り(35.0)~平均より0.5秒遅い上り(36.0)」
としています。
現状、雨が降るという予報もなく、良馬場での想定となっています。


レース前にまた予想の印を掲載させていただきます。






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