
今週はここまで秋華賞に関するデータと個別ラップの掲載を行ってきました。
今回は過去5年分のラップ推移とラップ分布を掲載していきます。
各データ予想の役に立てることができれば幸いです、それでは見ていきましょう。
過去5年のラップ推移

秋華賞過去5年のラップ推移です。
21.18年は良馬場の施行で実線、20.19年は稍重での施行で点線、17年は重馬場での施行で破線で表しています。
また、20年までは京都競馬場での施行で、昨年からは阪神競馬場での施行となっています。
グラフを見ていきましょう。
かなり推移がばらけたグラフとなってしまいましたので、ペースの特徴をつかむことが少し困難ですね。
昨年とそれ以外で開催競馬場が違うことや、馬場状態が異なることなど、様々な要因が挙げられるかと思います。
現在の阪神競馬場はここ1週間ほどは雨がなく、本日も雨量は0とパンパンの良馬場でレースに臨んでいけるかと思います。
またJRAホームページの阪神競馬場の馬場状態を見るに開幕2週目とあって馬場の痛みも少なく、非常に走りやすい馬場であることが見て取れます。
ですので、今回の推移に関しては良馬場のみに焦点をあてて、その中でも同競馬場で開催されている、昨年の推移に絞ってグラフの推移を見ていこうかなと思います。
良馬場で該当するのが18年京都開催と昨年21年の阪神開催です。
この二つを重点的に見ていきます。
阪神競馬場と京都競馬場の2000mで特徴として異なる点はコースのどこにアップダウンがあるかという点かなと思います。
京都競馬場は淀の坂で有名な3角以外はほぼ平坦となっており、阪神競馬場はスタート直後に急坂を登り、ゴール寸前でもう一度急坂を登ることになるという点で大きく変わってくるかなと思います。
阪神競馬場も京都競馬場も急坂以外は大きくアップダウンはなく、ほぼ平坦なコースが続いています。
したがって、京都競馬場では前半のペースが速くなり、阪神競馬場では前半のペースが上がりにくくなるということになってくるでしょう。
この特徴を見た時に昨年のグラフはコースの特徴がよく表れたグラフになっているかと思います。
400m地点では京都開催の4つのグラフは11秒周辺のタイムに対して、急坂が絡んでくる阪神開催では11秒後半までしかペースが上がっていません。
その後先行争いが落ち着いて、ペースが落ち着いたのち、京都競馬場では3角周辺で上り坂、阪神競馬場では緩やかな下り坂がスタートする特徴から、1200mほどの地点で阪神競馬場のほうがペースが速くなり、その後は直線に入って、急坂の有無でペースが落ちるか落ちないかというところでしょう。
今開催も阪神競馬場で施行されるため、21年のようなペース推移になってくることでしょう。
急坂と3角からのペースアップを見る限りではパワータイプと長くいい脚の使える馬が狙い目になってくるかなと思います。
また、開催2週目とあって、馬場の痛みも少なく、一部前残りの可能性も考慮しておいた方が良いかなと思います。
急坂でのペースダウンと下り坂でのペースアップが特徴的な競馬場といえるでしょう。
過去5年の馬券になった馬の通過順位は以下の通りです。
21年 16頭中 1着④ 2着⑩ 3着⑥
20年 18頭中 1着⑤ 2着⑬ 3着⑫
19年 18頭中 1着⑤ 2着⑦ 3着⑪
18年 18頭中 1着⑫ 2着① 3着⑫
17年 18頭中 1着⑨ 2着⑥ 3着②
昨年の開催ではファインルージュが後方から脚を伸ばしてきており、差しが届かないというわけでもなく、手広く馬券を買う方が良いのかなとみています。
京都開催である20年~17年に関しては度外視してみてもよいかなと思います。
競馬場の特徴が違い過ぎる点が理由としては挙げられるでしょう。
昨年の結果のみで判断するのであれば、4角を過ぎるときに前目の位置をとれる馬である方が良いかと思います。
3角から緩やかな下り坂とあって、ここから脚を使っていくには最後の直線で少ししんどくなることも考えると、スタートから前目で競馬を進めることのできる馬のほうが狙い目になってくるかと思います。
もしくはロングスパートのきく後方からの馬がじわじわと伸びてくる展開になるのではないでしょうか。
過去5年のラップ分布

過去5年のラップ分布です。
前述のとおり、競馬場の違いや馬場状態の違いから少し分布もばらけています。
こちらも良馬場に焦点をあてて、見ていくことにしましょう。
18年京都開催では上りは平均と同等、21年の阪神開催では後傾ラップではあるものの上りは平均より1秒以上遅いタイムとなっています。
特徴として、やはり直線の急坂が前後傾や、上りを左右していると思われます。
牝馬のトップクラスとはいえ、古馬を含めないレースとなると、少し上りに差が出てくるのかなと思います。
また後傾であっても、直線での急坂が作用し平均より少し遅めにまとまってくるのかなとみています。
世代のレベル差などはありますが、基本的には分布というのは右肩上りにまとまってくるもので、20~17年の右肩上がりの範囲が京都競馬場でのラップ分布の幅とみてよいでしょう。
阪神競馬場に開催が変わった点で21年は少しではありますが、その範囲が下にずれたものと考えています。
また特徴と競馬場の特徴として、前半のペースが上がりにくいという大きな点がありますので、今回のラップは後傾になると考えています。
上りに関してはレベル差などがあり、少し予測が難しくなるのですが、パンパンの良馬場を加味すると平均程度~少し遅い程度にまとまってくるのかなと思います。
分布に関しては21年の周辺に来るのではないかとみています。
まとめ
以上が過去5年のラップ推移と分布の分析になります。昨年のみが阪神競馬場での開催となっており、残りの4年は京都開催で予測が難しいところはあります。
競馬場の特徴を加味して照らし合わせていくことで今回のラップ想定をしています。
世代間のレベル差等を加味していくと多少のズレはあると思いますが、大きく外してくることはないのではないかなと思います。
パンパンの良馬場を加味して想定ラップは
「前後傾なし~後傾2秒程度」で「平均(35.2秒)程度~1.5秒程度遅い上り」
としています。
後程また予想を掲載させていただきます。
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