データ

今週は菊花賞に関するデータと個別ラップの掲載を行ってきました。
今回は過去5年分のラップ推移とラップ分布を掲載していきます。
各データ予想の役に立てることができれば幸いです、それでは見ていきましょう。









過去5年のラップ推移

推移

菊花賞過去5年のラップ推移です。
17年のみ不良馬場での施行で鎖線で示しています。
また秋華賞と同様に20年までは京都競馬場での施行でしたが、改修工事のあおりを受ける形で昨年から阪神競馬場での施行となっています。

グラフを見ていきましょう。
長距離らしく12秒以上のラップが多く刻まれており、非常にゆったりとしたペースで流れていたことがわかるかと思います。
17年は前述のとおり不良馬場での施行で、しかも当日の競馬場は水が溜まっているのが見えるほどのあれ具合とあって、全体的に遅いペースでした。
その他の年度は良馬場での施行となっていますので、こちらの4年を参考にしていきたいと思います。

21年~18年のグラフを見ていくと、12.5秒以上かかっているラップが目につくかと思います。
その後、競馬場の特徴通りのラップの変化を経て、最後の直線に向けてスピードを上げていく、という印象でしょうか。
最後の直線ではさすがの長距離とあって、ペースが上がり切らないようですね。
ゆったりとした流れとはいえ、長距離で最後の直線はさすがに中距離やマイル戦といったようなギアチェンジはできないようですね。

当たり前の話ですが、やはり豊富なスタミナが要求されてきそうですね。
道中で13秒以上のラップがあれば、最後の直線で11秒台前半を刻むこともあるかと思いますが、
道中の流れが12.5秒程度になると最後の直線は消耗戦の様相を呈してくるでしょう。
13秒以上のラップがある中で走っていても、最後の直線でペースが上がりにくいことをグラフが示しており、12.5秒程度とはいえ、等速で流れていくと最後の直線に大きく影響があるかなと思います。

過去5年の馬券になった馬の4角通過順位は以下の通りです。

21年 18頭中 1着① 2着⑨ 3着⑥
20年 18頭中 1着④ 2着④ 3着⑭
19年 18頭中 1着⑥ 2着⑦ 3着④
18年 18頭中 1着⑥ 2着⑥ 3着⑩
17年 18頭中 1着⑦ 2着② 3着③

4角通過の着順は先行~中ほどの位置が良いように見えますね。
前半戦はペースが落ち着きやすい点から見ても、先行勢がそのまま押し切る内容が多いのでしょう。
基本的には後方一気は考えにくく、例外もそれなりにいますが、4角を通過するころには一桁の着順が望ましいでしょう。
21年阪神での施行を見ても傾向は大きく変わっておらず、そのままデータとして継承できるかと思います。

過去5年のラップ分布

過去5年ラップ分布

過去5年分のラップ分布です。

こちらも17年の不良馬場は一つだけ大きく外れた分布となりました。
やはり水が浮くほどの馬場は度外視して、こちらも良馬場の分布にのみ焦点を絞ってみていこうと思います。
2018年のみ良馬場の中では少し外れた分布になっているものの、概ね良馬場での分布もまとまっています。
19年~21年は分布がまとまっており、概ねこの位置に来ることが予測されます。
冒頭でも触れた通り、昨年からは阪神開催ですので、良馬場4つの中でも競馬場の違いは注意が必要です。

今回のラップ想定は19年~21年の分布を参考にしていこうかなと思います。


まとめ

以上が過去5年のラップ分布と推移です。

昨年のみが阪神競馬場での開催となっており、残りの4年は京都での開催ですので、多少の誤差は存在するかと思います。
今週の関西圏では大きく雨が降ったと聞いておらず、パンパンの良馬場での想定としています。
パンパンの良馬場といえば、秋華賞での反省を活かしていこうと思います。
したがって想定ラップとしては

「中間~後傾ラップ1.5秒」
「平均程度の上り」

としています。

後日また予想を掲載させていただきます。






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