今週は天皇賞秋のデータを掲載していきます。
最近では3歳の若駒の挑戦が増えている天皇賞秋です、今年も3頭の3歳馬が古馬に挑戦していきます。
世代のレベルがどの程度かはかるには良いレースでしょう、どの馬が抜け出すのか注目です。
それではデータを見ていきましょう。
東京競馬場2000m特徴
東京競馬場2000mは1角奥のポケットからスタートします。
100m進んだところで大きなカーブがあり、その後は1800mと同コースを通っていきます。
起伏に関しては、3角手前から緩い上り坂があり、3~4角にかけて下り、最後の直線途中からなだらかな上り坂となっています。
最終の直線の長さは約525mでJRA10場の中では新潟競馬場に次ぐ2番目の長さを誇っています。
特徴としては最初のコーナーに侵入するまでの距離が短く、またコーナーも大きく曲がっているため、多頭数での外枠が不利なコース形態となっていますね。
スピードをつけて先頭をとりたいという点から内枠の馬が譲らない限りは、外枠の逃げ先行馬は不利となってくるでしょう。
直線は長く、瞬発力勝負となることが多く、スピード豊富な瞬発力タイプが好走傾向にあります。
天皇賞秋 データ
上位人気馬の成績から見ていきましょう。1人気(5.3.1.1)
2人気(1.2.3.4)
3人気(1.1.1.7)
複勝率でいうと1人気は9割、2人気は6割と信頼できる数字が残っているのに対して、3人気は昨年エフフォーリアが勝ったものの複勝率3割と低調気味。
1人気の唯一着外に敗れたのは18年10着のスワーヴリチャードで、スタートでの大きな不利がありました。
普通に走れば1人気は馬券圏内に貼る可能性は極めて高いと思ってよい成績でしょう。
その他人気で見れば5人気が(3.1.0.6)と好走傾向、6人気が(0.0.4.6)と3着の好走例が多いです。
配当面で見れば3連単配当が10万円を超したことは過去10年で1度しかなく、比較的堅い決着の多いレースとなっています。
必然的に10人気以下の伏兵の激走も少なく、過去10年の馬券圏内30頭中の2頭のみとなっています。
近年は3連単配当も4桁が3年連続で続いており、過度な穴狙いは不要といえるレースです。
①6歳以上は切り
データ上6歳以上の馬齢の馬が不振の傾向にあります。
3歳 (1.1.1.9)
4歳 (3.6.4.27)
5歳 (6.3.4.39)
6歳 (0.0.1.29)
7歳以上(0.0.0.26)
図式としては5歳と4歳の対決という印象が強くなっています。
6歳以上の出走も数多くあるのですが、3着内が1回だけと全くふるっていません。
高齢馬の好走が想定しづらいレースといえるでしょう。
②血統面ではディープインパクト産駒が勝ち切れない
東京といえば直線が長く、瞬発力勝負に長けたディープインパクト産駒の出番かという印象があるかと思いますが、天皇賞秋に関してはディープインパクト産駒の勝鞍は過去10年で1回しかなく、14年スピルバーグまで遡ります。
ディープインパクト産駒自体の戦績は(1.8.2.41)で2着を量産しているので、決して悪い成績とは言えませんが、勝ち切れない印象をぬぐえません。
過去10年では(2.0.1.16)のキングカメハメハ産駒、(2.0.0.2)のロードカナロア産駒が良く勝っています。
ただし、ロードカナロア産駒の2勝に関してはどちらもアーモンドアイであるということは覚えておいて損はないでしょう。
様々な産駒の一流どころが集う天皇賞秋では一概に血統だけで絞ることは難しそうですね。
③友道厩舎管理馬は不振
名伯楽の友道康夫調教師ではありますが、天皇賞秋に関しては開業以来制覇できておらず、成績も(0.0.0.13)と馬券圏内すら皆無となっています。
過去10年でも当然(0.0.0.10)で、昨年は3頭出しをしたにもかかわらず、掲示板を確保することもできませんでした。
今回はポタジェのみの該当となりますが、この成績では多少の割引は必要かなと思います。
以上が過去10年の天皇賞秋に関するデータです。
すべて東京競馬場での施行となっていますので、今回のデータを参考にしっかりと予想が立てやすいかと思います。
あまり過度な穴狙いは不要のレースとみており、ここ数年は大きな波乱はありません。
ただ、今回はネット競馬のオッズ想定もそこそこ割れており、ある程度の波乱も期待できるんじゃないかなとみています。
後日計測した個別ラップを掲載予定です、お待ちください。
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