データ


今週はジャパンカップに関するデータと個別ラップの掲載を行ってきました。
今回は過去5年分のラップ推移とラップ分布を掲載してい行きます。
各データ予想の役に立てることができれば幸いです、それでは見ていきましょう。




過去5年のラップ推移

chart (1)



過去5年のラップ推移です。
2019年のみ重馬場での施行で、あとは良馬場の施行となっていました。
線種は重馬場のみ破線で示しています。


グラフを見ていきましょう。
重馬場であればですが、よりペースが一定になるのですが、今回は前日に雨が少し降った程度で良馬場での施行が望めることもあって、19年以外のグラフに焦点を当てて、見ていきたいと思います。

特徴としては20年のグラフのみが最初からペースが速く、後ろに行くごとにペースが遅くなっている消耗戦型のグラフをとっています。
これはこの年のキセキが大逃げをしたことによるもので、他の馬としてはかなり離れた位置での追走となっていましたので、ミドルペース程度に収まっているかと推測しています。
その他の年のペースを見ていくと、概ね前半のグラフの波が高く、後半に行くごとに波が低くなっていっています。
後半にペースが上がっていく通常のレース展開であったかと推測できますね。
21年もレースの中ほどから大きくペースが上がっていますが、これもキセキが道中から大きく着順を挙げていき、ハナをとったことに関連しているかと思います。
キセキが大きくペースを乱さなかったレースというと17~19年ということになると思います。
また19年は重馬場ということもあり、今回の想定している馬場とは異なるので除外。
上をまとめると参考になりそうなペースとなってくるのは17年と18年の2か年ということになってきそうですね。

今回に関しては外国馬の動向が少し不明ですが、ユニコーンライオンがハナをとるとみていますので、大きくペースが上がることもあまりないかなと踏んでいます。
したがって想定するラップは後傾ラップになるのではないかなと予測しています。

過去5年、良馬場でのジャパンカップで馬券になった馬の4角通過順位は以下の通りです。

21年 18頭中 1着⑧ 2着② 3着⑤
20年 15頭中 1着④ 2着⑨ 3着⑦
18年 14頭中 1着② 2着① 3着④
17年 17頭中 1着④ 2着⑦ 3着①

4角通過順位で見ると勝ち馬は半分より前、先行できればなお良しという感じでしょうか。
20年2着のコントレイルのみが、半分より後ろで4角を通過して馬券になっており、直線の長い競馬場ではありますが馬群の半分よりは前に位置している馬のほうが優勢という結果が出ています。
勝ち馬も21年コントレイル、20年18年アーモンドアイ、17年シュヴァルグランと重馬場ではありましたが、19年スワーヴリチャードと錚々たるメンツであり、基本的な力は疑いようがない馬たちが並んでいます。
2.3着に敗れた馬も、キタサンブラックやレイデオロ、キセキ、デアリングタクトといったメンツが並んでおり、前から横綱競馬で押し切れる実力を持った馬たちばかりでした。
ただ前を行く馬を買うというわけではなく、実力が裏付けされている馬が中心ということになってくるかと思います。

過去5年のラップ分布

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過去5年のラップ分布です。
19年のみ重馬場での施行となっています。

20年は上でも触れた通り、キセキが大逃げを打ち、かなり速い前傾ペースでレースが進んだこともあり、一つだけ大きく外れた分布となっています。
後半戦でペースが上がりにくいであろう重馬場の施行である19年よりさらに前傾ペースが大きくなり、且つ上りも遅くなっています。
今回は推移の点で触れた通り、良馬場での発走が見込めるため、他の3か年に焦点を当てていきます。

21年18年17年の三か年に目を向けていくと、概ね後傾ラップになるかなと推測されます。
ただ18年に関しては勝ち馬のアーモンドアイが世界レコードを出したレースでもあり、競走馬人生の中でも一番のパフォーマンスを出したレースとみてよいでしょう。
したがって、後傾ラップではありますが、平均である34.6秒よりは全体としては遅くなるのではないかと推測しています。
前半の1000mは1分より少し遅い程度で推移するとみており、距離の関係もあって大きくぺースが上がることも少ないのではないかと思います。



まとめ

以上が過去5年のラップ分布と推移です。

今年は週の中ほどと前日に雨がパラついたものの、良馬場での施行が望め、良い競馬日和になってきそうですね。
良馬場での施行であった年を見ても、半分より前の馬でレースが決まりやすいレースであり、実力を持った馬がそのまま来るという印象の強いレースでしょう。

想定ラップとしましては
「後傾1.5秒~4.0秒の間」で「平均(34.6秒)程度~1.5秒遅い上り」
としています。

後程今日のレースの内容を踏まえて予想を掲載させていただきます。




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