見解用

今週は阪神JFですね。
2歳牝馬の集大成で、これを勝てばほぼ間違いなく最優秀2歳牝馬の称号が手に入り、同世代の中では少し抜けた存在としてみられる事になるでしょう。
今年も若駒達の熱い戦いの季節がやってきました、ここから来年の牝馬クラシック戦線へ向かっていく馬も多いことでしょう。
見どころの多いレースであること間違いありません。
それではデータを見ていきましょう。





阪神競馬場1600m特徴

阪神1600m


阪神競馬場1600mは向こう正面の中間やや左寄りからスタート。
3コーナーまでの距離は長く、500mほどになる。
内回りに比べてコーナーがゆったりとしており、直線で横一線になりやすいコースとなっています。
直線は長く、約475mあり、横一線となりやすい関係上差しや追い込みも決まりやすいコースであるといえるでしょう。
ゴール直前には高低差2mほどの急坂が待ち構えています。
コースは概ね平坦に近く、残り600m地点までの起伏はあまりありません。
残り600m地点から残り200m地点までゆったりと2mほどの下り坂があり、その後ゴール直前の急坂に繋がっていくコースとなっています。


阪神JF データ

上位人気馬の成績から見ていきましょう。

1人気(4.1.0.5)
2人気(1.4.0.5)
3人気(1.1.3.5)


複勝率で1人気5割、2人気5割、3人気5割と横並びの成績になっています。
そこそこ上位人気馬に関しては及第点である成績が残っているようです。
しかし勝ち数に関しては大きく差が開いており、1人気4勝に対して2人気と3人気は1勝となっています。
上位人気馬の総崩れとなったのは大荒れとなった12年だけで、それ以外の過去10年間では上位人気馬が1頭は馬券内に入ってきています。
また15年以降は上位人気馬が複数圏内に入ってくることも多くなっており、上位人気馬の信頼度は比較的高いレースかと思います。

配当面を見ていくと、上で触れた通り12年は3連単配当が300万円を超える大荒れのレースとなっていました。
しかしそれ以外の9年を見ていくと10万オーバーの年は昨年しかなく、4桁配当の年もそれなりの頻度で出現しており、あまり大穴の好走は期待できないレースかなと思います。


①1人気馬の取捨

上位人気馬の成績で触れた通り1人気の馬の成績は過去10年で(4.1.0.5)となっています。
この中で取捨の方法ですが、キャリア何走しているかという点に注目していきましょう。
境目としては2戦以下か3戦かというところです。

キャリア2走以下(1.1.0.4)
キャリア3走  (3.0.0.1)

過去10年の1人気馬の成績は上記の通りとなっており、キャリア2走以下ではキャリア3走に比べるとかなり信頼度が落ちる結果となっています。
キャリア2走でも走らないことはないのですが、成績が落ちるという点に関しては覚えておきましょう。
ちなみに2人気はキャリア2走が(1.2.0.2)3走が(0.2.0.3)とこちらはキャリア2走のほうが成績が良くなります。
またキャリア2走の馬券圏内に関しては2連勝できた馬だけでした。


②デビュー戦が1200m以下の馬は切り


芝ダート問わず、1200m以下の距離でデビューした馬は成績が(0.2.2.47)となっており、成績が振るっていません。
連帯した2頭も11年と12年と古く、3着も16年にレーヌミノルが3着に入った以降はすべて着外と近年はより顕著にデータとして残っています。
一昨年は3人気メイケイエールも着外に敗れているので、デビュー戦の距離に注目してみましょう。

③プラス体重の馬が不振


タイトル通り体重の増えている馬が不振です。
成績は(0.5.2.41)と未勝利でした。
冬場のレースにしては珍しく、プラス体重のほうが良くないという結果が残っていました。
当日体重のチェックは怠らずに行いましょう。


以上が過去10年の阪神JFのデータとなっています。
過去には300万を超える配当もありますが、概ね荒れの少ないレースであるというデータが残っています。
若駒ではありますので、想定外のことはあると思いますが馬券の荒れ具合には直結しないようですね。


後日計測した個別ラップを掲載予定です。



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