今週は阪神JFに関するデータと個別ラップの掲載を行ってきました。
今回は過去5年分のラップ推移とラップ分布を掲載してい行きます。
各データ予想の役に立てることができれば幸いです、それでは見ていきましょう。
過去5年のラップ推移
過去5年のラップ推移です。
5年間すべて良馬場の施行となっていましたので線種の区別はありません。
グラフを見ていきましょう。
過去5年とも似たり寄ったりのグラフを描いており、あとはどこでペースが速くなるか遅くなるかという違いが大きな特徴ですね。
2019年はハイペース判定、2017年はスローペース判定ですので、この二年が速いか遅いかの基準にはなってきそうですね。
2019年はレシステンシアが勝利した年ですが、波を見てもらうとわかるように、比較的どのハロンでもほかの年度より速いペースを刻んでおり、速いペースでレシステンシアが逃げていたことがわかるかと思います。
またレシステンシアもさほど離して逃げたわけではないので、他馬が速いペースに巻き込まれてしまったことがわかるかと思います。
2017年も同様に先頭がさほど離して逃げているわけではないのですが、こちらはスローペースという判定が残っており、ペースの判断が難しいところではあるかと思います。
どちらの年度も前をとりたい馬が多かったものの、ペースとしては落ち着くか落ち着かないかの差が明確に出ており、判定が難しくなるところですね。
基本的には前をとりたい馬が多いので今回もペースが上がってくるものとみているのですが、17年のようにスローペースとなる可能性も十分にあるかと思います。
今回の想定としてはミドル程度~ハイペースまで考えられるのではないかなと思っています。
過去5年、阪神JFで馬券になった馬の4角通過順位は以下の通りです。
21年 18頭中 1着⑩ 2着⑥ 3着③
20年 18頭中 1着④ 2着⑧ 3着⑭
19年 16頭中 1着① 2着② 3着⑧
18年 18頭中 1着⑯ 2着⑰ 3着⑩
17年 18頭中 1着⑧ 2着⑤ 3着⑧
4角通過順位で見ると勝ち馬はより取り見取りの位置取りからきていることがわかるかと思います。
半分より前にいたほうが馬券にはなりやすいものの、最後方近くからでも十分に馬券圏内まで届いていますね。
連対までで見ていくと、真ん中程度までの馬のほうがやや成績が良くなっていますが、18年のように後方からのメンツだけで馬券を占めている年もあり、このレースに関してはどこからでも馬券になるという結論に至っています。
幅広い位置取りから馬券になっている点を考えると、浅く広く馬券を買っておいた方がよさそうですね。
このレースの結果から見るに、馬の本当の強さを見極める必要がありそうですね。
過去5年のラップ分布
過去5年のラップ分布です。
すべて良馬場での施行でしたので、年度の表示のみ行っています。
グラフを見ていくとまず見て取れる特徴として、阪神マイルで行われる3歳以上重賞平均の上りである34.3秒より遅い上りが過去5年すべてで記録されているということでしょう。
当然34.3秒は3歳以上の重賞平均ですので、走り始めて間もない若駒達よりは平均的に上りが速くなるようですね。
その中でも19年のようにハイペース判定であると平均からより離れた位置に上りの分布があり、17年のようにスローペース判定を受けるとある程度平均に近い上りを出せる年もあるようです。
さすがに世代トップクラスの戦いですね、3歳以上の重賞平均にも劣らずの脚をもっている年もあるようです。
今回はミドルペース以上には速くなる想定ですので、さすがに34.3秒よりは少し遅れた上りが出るものと想定しています。
これで古馬程度の上り平均が出るようであれば世代としてかなりレベルの高い位置にいる可能性もありますので、上りに関しては少し遅めに想定しています。
まとめ
以上が過去5年のラップ分布と推移です。世代トップの戦いとありまして、位置取りがどこであってもある程度馬券に届くということが分かったかと思います。
今回も前をとりたいであろう馬は多く、先行争いはそこそこ激しくなるものとみており、必然ペースはある程度前傾に向くものとみています。
想定ラップとしましては
「後傾0.5秒~前傾1.0秒の間」で「平均(34.3秒)程度~1.0秒遅い上り」
としています。
後程今日のレースの内容を踏まえて予想を掲載させていただきます。
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