見解用

今週はマイラーズカップのデータを掲載していきます。
京都競馬場が2年半の改修を終え、こけら落としとなる重賞です。
G1戦線はいったんお休みになりますが、新たな競馬場での重賞も楽しみです。
国内唯一の名物だった円形のパドックが姿を消してしまったのは残念ですが、ここからまた京都競馬場の歴史を作っていくことでしょう。
それではデータを見ていきましょう。






京都競馬場1600m特徴


京都1600


京都競馬場1600mは向こう正面の2角ポケット位置からのスタートとなります。
内回りのマイルコースより若干右寄りに位置するところがスタート地点となります。
3角までの距離は長く、約700mあり、向こう正面の中ほどから徐々に坂を登っていき、3角で頂上をむかえます。
その後4角にかけて下るというレイアウトのコースで、直線は平坦となっています。
このコースでの高低差は4.3mとなっています。
最後の直線の長さは約403mとなっています。

京都競馬場のマイルコースは内回りと外回りの2パターンあり、基本的には上級条件の場合に外回りコースが使用されます。
前半から、最初のコーナーまで直線で700mとペースが上がりやすく、中盤も緩むことが少ないのが特徴といえるでしょう。
また3角を頂点として、下り坂と平坦な長い直線ということで、差し馬でも届く傾向にあります。
下り坂を利用してスピードを上げるという点から、外を回すと膨れ上がり、距離ロスが大きいため、ある程度内を回るインを突いた差しが有効といえるでしょう。
コーナーワークのうまい差し馬が狙い目というところでしょうか。

マイラーズカップ データ

上位人気馬の成績から見ていきましょう。

1人気(2.3.2.3)
2人気(2.1.2.5)
3人気(2.1.1.6)


複勝率では1人気が7割、2人気が5割、3人気が4割となっています。
1人気は馬券圏内での揺れはあるものの、複勝圏内の割合は7割と安定した数字を誇っています。
2人気は複勝圏5割、3人気は4割でやや軸にするには不安と見える数字となっていますが、勝鞍の点では1人気と同様に2勝と分け合っており、頭という点ではどの上位人気馬にもチャンスはあると見える数字が残っています。
その他の勝鞍を見ていくと、4.5.6.8人気がそれぞれ1勝ずつを挙げていました。
過去10年の馬券圏内30頭中1~3人気の上位人気馬が16頭、4~9人気の馬が13頭、二桁人気の馬が1頭となっています。
圏内を占める割合としては本命筋の馬で半分以上を占めており、また上位人気馬のいずれかが過去10年では馬券内に顔を出しており、荒れる要素の少ないレースかと思います。
3連単の配当で見ると、10万円を超えた馬券となったのは2年となっており、13年15年の2年が該当します。
13年に関しては1人気が圏外で且つ中位人気が上2頭を占めたこと、15年に関しては二桁人気馬が圏内に入ったことが大きな要因といえるでしょう。
反面3連単の配当が4桁と万馬券に届かなかった年も3年あり、程よい配当の3連単がつくというイメージのレースと思います。



①前走連対馬

昇級組の好走はほとんどなく、昨年のソウルラッシュが2勝クラスを勝利したのちに当レースを勝利していますが、ほとんどの場合は同クラスからの好走が多く、格上挑戦の場合は軽視して良いかと思います。
同クラス組からは前走のクラスを問わず、着順が良いほうが好成績となっており、その中でも連対馬は(5.5.5.31)と馬券圏内の半数以上を占めていることがわかります。
最低でも掲示板での入線は必須で、6着以下の巻き返しは少し厳しいという印象を受けます。
前走をOPクラス以上で連対をしてきている馬から狙っていきましょう。


②前走上位人気馬

過去10年の勝ち馬全頭に共通していたことで「前走の人気が5人気以内であった」ということです。
前走6人気以下からの巻き返しは16年2着ダノンシャークと同年3着のクラレントの2頭のみとなっています。
人気はあくまでオッズから算出された数字ではありますが、やはり実力を持っているであろう馬から人気は高くなっていくという点から考えると、ある程度の物差しにはなるかと思います。
前走人気は注意してみていきましょう。




③距離短縮組

前走との距離関係を見ていきましょう。

同距離組(3.6.9.76)
延長組 (2.3.1.17)
短縮組 (5.1.0.20)

上のようになっています。
同距離組に関しては勝率では短縮組に劣り、複勝率では延長組に劣るという何とも中途半端な数字となっていました。
距離延長組に関しては、意外にも複勝率が良く、同距離組よりこちらを狙うという方が、配当面ではよさそうですね。
勝ち馬の2頭ともが阪神カップからの臨戦という点も注目でしょう。
特筆すべきは距離短縮組の5勝でしょう、過去10年の半数の勝ち馬が距離を短縮した馬から出ています。
前走からの距離をよく見て、しっかりと精査していきましょう。



以上が過去10年のマイラーズカップのデータとなっています。
京都競馬場再開後初の重賞です、改装後の初重賞を制覇するのはどの馬でしょうか。
京都競馬場の改修後のトラックバイアスはしっかりと見極めていかなければなりませんね。
土曜と日曜の直前のレースはしっかりと目を通しておきましょう。
しっかりと見極めを行い、的中に近づけましょう。


後日計測した個別ラップを掲載予定です。


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