結果用

ダービーはタスティエーラの勝利でしたね。
テン乗りでのダービーは69年ぶりと、半世紀以上破られていなかったジンクスを覆しての勝利でした。
タスティエーラがエスコートに応えたのはもちろんのこと、レーン騎手の一流の手綱さばきが光りましたね。
外国人騎手にはジンクスというものは関係ないのかというレース内容でした。
余談ではありますが、続く12Rの目黒記念もレーン騎手が制しており、やはり短期免許の外国人ジョッキーは侮れませんね。
それでは結果を見ていきましょう。





2023日本ダービー 結果




掲示板までの結果を掲載します。

1着 タスティエーラ   川田将雅
2着 ソールオリエンス  横山武史
3着 ハーツコンチェルト 松山弘平
4着 べラジオオペラ   横山和生 
5着 ノッキングポイント 北村宏司

先団位置から競馬を進めていったタスティエーラが直線早めに先頭にとりついて後続の追撃を振り切って勝利。
ソールオリエンスの追撃をクビ差でしっかりと振り切っての勝利となりましたね。
Cコース変わりの馬場の状態をしっかりと活かした好騎乗だったと思います。
上りという面ではややソールオリエンスのほうが速かったものの、遜色ないレベルの上りを見せており、重馬場でなければ皐月賞も振り切っていたかもという内容でした。
ここからは夏は全休でしょうし、秋からの再始動が待たれます。
また、その他の馬も、重馬場でなければソールオリエンスに肉迫するレベルであるということが見えたレースでもあるので、菊花賞ではまた混戦ムードという感じでしょうか。


2着のソールオリエンスも皐月賞や、京成杯よりは前目の位置取りから競馬を展開しており、Cコース変わりの影響を少なからず受けていたと思います。
戦前の予想では馬場とハイペースがキッチリとハマった印象を個人的には受けていましたので、リバティアイランドよりは付け入るスキがあるのではないかなと踏んでいました。
まぁそれでもあの差し切りはインパクトが大きくて強いことは間違いないであろうと、切るところまでは至りませんでしたが。
結果として、皐月賞のインパクトほどのレース内容ではなかったというのが個人的な感想ですね。
いかに馬場が先行有利とはいえ、皐月賞で完封した相手達にここまで肉迫されるとなると、正直皐月賞の受けた印象ほどの強さはないのではないでしょうかというのが感想です。
それでもまぁ、2着でクビ差と能力の高さは見せつけたかと思います。
横山武史騎手にも堅さがあったのかもしれません、大きな不利はあったように見えませんでしたが、精神的な面で少し劣ったかもしれませんね。
秋の再始動でまたしのぎを削ってほしいですね。

3着ハーツコンチェルトはスタートからしばらくは後方追走ではあったのですが、3角までには先行集団にとりついており、ここでもコース変わりの影響が出ていたのかなと思います。
ハーツコンチェルトに関しては、国内の競馬場に向いた軽い血統だなぁと思い、東京に合うであろう血統背景というのは見ていました。
血統背景通りに直線は伸びてきており、ソールオリエンスより上り3Fでは劣っているものの、ゴール直前ではソールオリエンスの脚を上回っているという見方もできると思います。
よく頑張っていたと思います、もっと人気がないものだと思っていたのですが、ハーツコンチェルトが6番人気とは馬券買う皆さん上手ですねぇ・・・

4着べラジオオペラは上位三頭よりはやや後方からの競馬をしていましたね。
直線入り口ではしっかりとロスなく回り、先頭集団後方にとりついての直線という印象でした。
ただ仕掛けが若干2.3着馬に比べて早かったかなとみています。
その分だけ、ゴール直前で行き脚が甘くなったのかなぁという感じですね。
ただあの位置で直線に入っていますので、仕掛けを上位の馬と合わせても、少し届かず、タイミングが早ければこの結果という感じですので、八方塞がりかなぁと結果論。
1枠1番という絶好枠でしたので、もう少し前から競馬していれば結果も少し変わっていたかなぁとみています。
実力の高さは示しました、秋の再戦では結果も変わるかもしれませんね。

5着ノッキングポイントは終始ソールオリエンスの後ろにとりついて競馬をすすめていましたね。
マークしていたのでしょうか、という位置取りでしたね。
直線でも非凡な伸びを見せていた一頭で、上位4頭には少し遅れたものの、人気に対しては良い競馬ができていたと思います。
直線で外へ進路を変える若干のロスがあったので、これがなければ・・・という印象ですね。
勝ち馬とは0.2秒差ですので、頭まではなくとも圏内はあったかもしれません。
コンマ数秒の世界ではやはりロスなくスムーズにいきたいものですね。
よく頑張っていたと思います、秋にはまた重賞から再始動となるでしょう。


予想印を打った馬の成績

◎トップナイフ  14着
〇スキルヴィング 17着
▲タスティエーラ 1着
☆ベラジオオペラ 4着

上で少し触れましたが、今回は戦前からソールオリエンスの強さに対して、少し疑問府がつくという印象を持っていました。
リバティアイランドはレース映像を確認するほどに逆転は不可能という印象を受けたのに対して、ソールオリエンスもインパクトは強いものの、重馬場とハイペースが引っ掛かっていました。
その印象を受けて、内よりから先行しそうなトップナイフとべラジオオペラ、皐月賞とは別路線の馬で強い印象を受けたスキルヴィング、皐月賞で内容が一番強かったタスティエーラという予想のもと、印を打ちました。

トップナイフは完全に想定外で、後ろからの競馬をしており、名前を呼ばれることなく・・・
残念でしたねー、前からいければ今日の馬場と展開であれば十分にチャンスがあったと思います。
というのも今年のダービーは同日東京8Rの2勝クラスとあまり変わらないタイムでして、上り3着以下の馬が普通に馬券圏内にいるんですよね。
そして今回後ろから競馬を進めたトップナイフのあがりが33.1秒と上りタイム同2位の脚を見せていましたので、多少遅くなっても馬券圏内に食い込めた可能性が十分にあると結果論からではありますが、推測しています。
コース変わりも加味して、ホウオウビスケッツあたりで競馬を進めると思っていたものですから、少し残念でしたね。

スキルヴィングに関しては、残念極まりないの一言です。
青葉賞はしっかりと伸びて勝ち、素質馬であることは間違いなかったので、本当に残念です。
4角回っている時の位置取りで後ははじけるだけだったので、ルメールさすが!と思ったところの失速でした・・・
本当に残念です、ご冥福をお祈りいたします。

タスティエーラが今回は馬場と展開に非常にマッチしましたね。
ソールオリエンスの皐月賞のお返しという感じでしょうか。
先行で早めに抜け出して、追撃を抑える、という横綱競馬のような内容でした。
皐月賞で先行した中唯一残した馬という印象から、皐月賞で一番強い内容だったと思っていたので、眼鏡通りに勝ってくれてよかったですね。
レーン騎手の一流の手綱さばきも素晴らしいの一言でした、生涯一度のレースおめでとうございます。

べラジオオペラは最内枠でこちらももう少し前からの競馬をと思い、重い印を打ちました。
想定したよりはやや後ろでしたが、内枠を活かした良い騎乗だったと思います。
ロスなく4角を回って・・・あとは道中の位置取りがもう少し前であれば・・・というのは上でも触れました。
こちらも、逆転は十分に可能な範囲にいると思いますので、秋からまた頑張ってほしいと思います。


以上がダービーの結果でした。
スキルヴィングは残念でした、本当にあとは末脚を伸ばすだけという位置取りで来ていたので、残念極まりないです。
何年やっても落馬の瞬間や、予後不良という単語には慣れませんね、ご冥福をお祈りいたします。

暗い話題ばかりで勝ったタスティエーラに申し訳ないですが、今年の世代頂点はタスティエーラでした。
非常に強い内容だった皐月賞では勝てなかったものの、こちらで借りを返すことができましたね。
レーン騎手がテン乗りだったこともなんのそのと、やはりそれぞれの馬の得意な展開や馬場があるなぁと実感しました。
その他の掲示板に載った馬たちも十分に逆転できそうな範囲ですので、秋からまた混戦ムードが漂うと思われます。
秋の再始動を楽しみにしておきましょう。

来週は安田記念のタイムを計測していきます。



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