今週はセントウルSのデータを掲載していきます。
いよいよ夏競馬も終わり、今週から秋競馬の開始となります。
函館や札幌といったローカルの競馬場のみでの開催は終わり、G1が多く施行される主要4場に開催を移していきます。
10月から開催され始めるG1に向けて、前哨戦が多く開催される時期となっています、この辺で本番に向けてよい馬を見つけていきましょう。
それではデータを見ていきましょう。
阪神競馬場1200m特徴
阪神競馬場1200mは向こう正面真ん中左寄りからのスタートとなっています。
内回りコースを使用し、3角までの距離は243mと短いです。
スタート直後から3角中ほどまで若干の下り坂、3角中ほどから残り200m地点までもう少し急な下り坂、ラスト200mからは120mほどで約2mを駆け上がる急坂が待ち構えています。
スタートから最初のコーナーまでの距離が短く、真ん中から内側の枠の成績が良いです。
しかし、最内枠の成績は悪く、単純な内枠有利なコースとは趣が違うようですね。
コースの特性上、終始下り坂で過度にスピードが付きやすく、そのままの勢いで外差しということも多くみられ、単純にコーナーまでの距離等で内枠からと判断すると痛い目を見ることになるでしょう。
阪神競馬場は馬場が荒れ、時計のかかることが多く、距離ロスがすくない内側がアドバンテージにならないということも単純な内枠有利ではない理由の一つでしょう。
かなりの急坂が待ち構えていることもあって短距離戦にも関わらず比較的差しが決まりやすく、中位が必要ですね。
荒れ馬場傾向や急坂という観点からパワータイプの馬が狙い目となってくるでしょう。
セントウルS データ
上位人気馬の成績から見ていきましょう。
1人気(7.3.0.0)
2人気(1.3.2.4)
3人気(0.0.2.8)
複勝率では1人気が10割、2人気が6割、3人気が2割となっています。
過去10年の勝ち馬のうち8頭を上位人気馬で排出しており、上位人気馬の成績は盤石という印象ですね。
ただし、3人気に関しては複勝率が2割と低く、1.2人気馬と3人気を同列で考えない方が良いでしょう。
3着内を見ると圏内30頭のうち18頭を上位人気馬で占め、過去10年で上位人気馬がそろって着外という年はありませんでした。
その他の年は4.10人気がそれぞれ1勝ずつを挙げています
過去10年の馬券圏内30頭中1~3人気の上位人気馬が18頭、4~9人気の馬が10頭、二桁人気の馬が2頭となっています。
割合を見ると上でも触れた通り、上位人気馬3頭で占める割合が6割と半分以上が上位人気馬で構成されており、馬券の主軸になるのは上位人気馬ということになってきそうですね。
二桁人気の大駆けはほとんどなく、過去10年で2頭のみとなっています。
人気どころが順当に強いレースだったということですね。
配当面を見ていくと3連単配当で10万を超えてきたのは10年では、2015年の10人気アクティブミノルが勝利した年のみとなっており、比較的落ち着いた配当のレースであることがわかると思います。
①穴をあけるのは3歳馬
基本的にはオッズ本命が順当に強いレースではありますが、稀に穴をあけてくる馬も当然いて、穴党の方々は気になるデータかと思います。
3歳馬の成績は(1.3.1.10)となっており、成績の数字をそのまま見る限りでは特筆するものはないですが、回収率を見ていくと単複ともに100%を超えてきています。
単勝回収が100%を超えているのは間違いなく、15年10人気で勝利してアクティブミノルのおかげなのです。
複勝回収率を見ていくと19年の2着7人気ファンタジストも大きなところでしょうね。
そもそも人気馬が順当に強いレースにおいて7人気以下から2連対を果たしているのは3歳馬のみとなっており、穴目の馬からと考えている人は3歳馬から馬券を組み立てるのも面白いかもしれません。
②1600mを使われた馬が好成績
前走1200m組が(5.6.7.84)と中心となっていますが好走率が高いのは1600m組で(3.2.2.12)の成績を残しています。
圏内の大半が1200m組から出ていますが、少ない出走数で好走を果たしているのは1200m組ということは一目瞭然でしょう。
単複回収率も100%を超えており、過去の傾向を見る限りではマイル組から馬券を組み立てていくのも面白いと思います。
③前走重賞組以外からの連対はなし
臨戦過程を見ていきましょう。
3勝クラス(0.0.0.3)
OP特別 (0.0.2.28)
上のようになっており、重賞未満での参戦では3着までが関の山というデータが残っています。
人気馬がそのまま強いレースということもあって、重賞からの参戦でないと少し厳しいというデータです。
また前走重賞組の中でも1着馬に焦点を当ててみると(4.3.1.8)と優秀な数字が残っています。
連勝も十分にありうるレースですので、この点は覚えておいて損はないでしょう。
以上が過去10年のセントウルSのデータとなっています。
秋競馬の開幕ですね!!
まずは小手調べとばかりにここから10月からの本番に向けて、前哨戦が続いていきます。
前哨戦から本番に向けてよい馬をピックアップできるようにしっかりと予想をしていきましょう。
後日計測した個別ラップを掲載予定です。
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