今週はいよいよ有馬記念ですね。
年末ということもあって、特別感の強いG1ですね。
例年はその年最後のG1という位置づけではあったのですが、ホープフルSがG1に昇格した2017年からはホープフルSが最後のG1となることが多い印象です。
暦の次第によっては有馬が最後になったりと、別段の決まりはないようです。
話はそれましたが、有馬記念をとって「終わり良ければ総て良し」となるようにしたいものですね。
それではデータを見ていきましょう。
中山競馬場2500m特徴
中山2500mは3角奥、外回りコースの3角手前からスタートし、ぐるりと1周回ってくるコースです。
スタートから4角へかけて緩い下り坂、正面スタンド前で1回目の急坂を通り、内回りコースを通り3.4角へつながるコースです。
向こう正面は平坦ですが、中山名物の急坂を2回登るという特徴をもったコースとなっています。
直線距離は310m程度と短く、中央4場の中では最短の距離です。
コーナーを6回回ることに加えて、急坂を登る点などから、小回り適性やパワーが必要になってきます。
急坂を前にした3角からスピードが上がりやすく、マクリが決まることの多い競馬場です。
また前述していますが、コーナーを回る回数が6回と多く、内枠有利なことは否めないでしょう。
有馬記念 データ
上位人気馬の成績から見ていきましょう。1人気(6.1.1.2)
2人気(1.1.3.5)
3人気(1.1.3.5)
複勝率は1人気が8割、2人気、3人気が5割となっています。
過去10年の勝ち馬のうち8頭を上位人気馬で排出しており、上位人気馬の成績としては良好という印象です。
特に1人気馬が6勝と抜群の成績を残していますね。
その他の年は4.8人気馬がそれぞれ1勝ずつを挙げています。
圏内30頭のうち、18頭を上位人気馬で占め、過去10年の圏内30頭のうちの6割を上位人気馬で占めており、上位人気馬の成績としては勝ち数も複勝圏も良好といった印象。
過去10年の着内30頭中1~3人気の上位人気馬が18頭、4~9人気の中位程度の人気の馬が11頭、二桁人気馬が1頭となっています。
上位人気馬がそろって圏外にとんだ年というのは過去10年で1回だけで、その2015年以外は必ず上位人気馬が馬券に絡んでいるということになります。
当然配当も落ち着いたものが多く、過去10年で10万を超す3連単配当を記録したのは2回で14年15年の連続で10万オーバーを記録した後は昨年までずっと落ち着いた配当できています。
特に21年22年は3連単で万馬券にならず、近年は特に落ち着いた配当となっています。
年末ということで大きく馬券を取りたいところでしょうが、過度な穴狙いはデータ上厳しいようですね。
①内枠有利
たびたび出てくる内枠有利というデータですが、有馬記念でも有効ですね。
コーナーを6回回るトリッキーなコース特性上、どうしても内に入る馬が有利となりがちです。
顕著に出ているのが7枠と8枠の外枠からの勝利馬が過去10年では出ていません。
7枠での勝利は11年前の2012年ゴールドシップまで、8枠での勝利は2008年ダイワスカーレットまでさかのぼります。
基本的には内枠が有利でしょう。
②非根幹距離の重賞に勝利した経験がある
過去10年の勝ち馬全頭に該当するデータです。
多くのG1が根幹距離で行われますが、有馬記念は2500mと非根幹距離で行われるG1となっています。
根幹距離に比べ、非根幹距離は適性の差が出やすいと言われており、菊花賞や宝塚記念での好走馬が有馬記念で強いというのもこの影響が強いかと思われます。
非根幹距離の重賞で適性を見抜いていきましょう。
③騎手の得手不得手がはっきりとしている
2005年以降の騎手の成績に目を通して見ると得手不得手がはっきりとしています。
得意
池添謙一(4.0.0.9)
ルメール(3.4.2.7)
武豊 (2.2.1.11)
不得意
横山典弘(0.1.2.12)
岩田康誠(0.1.1.11)
川田将雅(0.1.0.9)
田辺裕信(0.0.0.8)
騎手の得手不得手は上のようになっています。
馬の能力もありますので全部が全部ヤネが悪いとは当然言えませんが、残している成績が振るっていないというのは事実として残っています。
他にも浜中俊騎手、三浦皇成騎手などが、複数回以上有馬記念に騎乗し、着内というものがありませんでした。
騎手の得手不得手もしっかりとみていきましょう。
以上が有馬記念の過去10年のデータとなっています。
いよいよ有馬記念ですね、イクイノックスは引退してしまいましたが、豪華なメンバーがそろっており、非常に楽しみですね。
3歳馬は古馬初挑戦で力の差があるのかないのかと楽しみも非常に多いですね。
冒頭でも触れました通り「終わり良ければ総て良し」を目指して頑張っていきましょう。
後日計測した個別ラップを掲載予定です。
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