見解用

今週は安田記念のデータを掲載していきます。
クラシック戦線はいったん終わりを告げ、上半期のG1も終わりが近づいてきました。
前半戦残り二つのG1でマイル王決定戦である安田記念です。
今年は連覇を果たしたソングラインは引退し、香港からの参戦もあり、混戦味を増しています。
ソウルラッシュやセリフォスといった、ここ数年マイル戦線を賑わせている馬が勝つのか、それとも新鋭が勝つのか、はたまた香港からの刺客が勝つのか、注目の一戦ですね。
日本馬には地元でしっかりと海外からの刺客を退けてもらいたいものです。
それではデータを見ていきましょう。





東京競馬場1600m特徴

東京1600m

東京競馬場は向こう正面右奥からスタートし、コーナーを2回回るコースとなっています。
スタートから3角までの距離は542mと長く、最後の直線距離も525.9mと同様に長く、コースの大半を直線が占めるコースです。
1600m戦では下り坂スタートとなり、3角手前に緩い上り坂、登り切った後から3角の中ほどまで下り、直線のなだらかな坂まではほぼ平坦なコースと少しのアップダウンが特徴ととれるコースでしょう。

コースの形態上、直線の占める割合が大きく、ペースが速くなりがちで、先行争いが終わり一息入れたい3角周辺で下っている点もあって、一息入れにくい競馬場であるかなと思います。
また最終の坂も高低差2mとあってそれなりにパワーも要求されてくるコースかとみています。


安田記念 データ

上位人気馬の成績から見ていきましょう。

1人気(2.3.3.2)
2人気(0.1.1.8)
3人気(1.3.1.5)



複勝率は1人気が8割、2人気が2割、3人気が5割となっています。
過去10年の勝ち馬のうち3頭を上位人気馬で排出しており、上位人気馬の成績としては不満が残りますね。
その他の年は4人気が3勝、8人気が2勝、7.9人気がそれぞれ1勝を挙げています。
圏内30頭のうち、15頭を上位人気馬で占め、過去10年の圏内30頭のうち半分を上位人気馬から排出しており、上位人気馬の成績としてはまずまずとなっています。
過去10年の着内30頭中1~3人気の上位人気馬が15頭、4~9人気の中位程度の人気の馬が12頭、二桁人気馬が3頭となっています。
二桁人気馬の大駆けが圏内のうち1割程度と、通常程度に荒れるレースではあるのですが、15年3着のクラレントを最後に二桁人気の大駆けはなくなっており、近年は中位程度の人気の馬までで馬券は構成されています。
配当面を見ても、3連単配当が10万を超えたのは過去10年で5回と荒れ模様。
上位人気馬決着であった20年も3連単配当は4桁に落ちることなく、万馬券を演出しており、比較的荒れる要素のあるレースであるといえるでしょう。
中位程度の人気馬が下馬評を覆すことが多いレースでしょう。



①各ステップレースの成績

ヴィクトリアマイル組 (2.4.0.10)
海外G1組        (1.3.1.13)
国内G1組        (2.1.3.25)


各ステップレースの成績は上の通りとなっています。
ヴィクトリアマイル組の成績が良いのですが、連対を果たしたのはアーモンドアイやグランアレグリア、ソングラインといった歴史に名を残す名牝で、その中でもアーモンドアイやグランアレグリアが負けたということは記憶に新しいことでしょう。
海外G1組とヴィクトリアマイルを除く国内G1組の成績は好走馬を多く輩出しており、総数に対する割合は大きくないものの、無視できない存在となっています。
トライアルレース的な立ち位置である京王杯SC、マイラーズC、ダービー卿CTからの臨戦は出走頭数の割には好走馬が少なく、勝ち馬の排出があるものの、臨戦過程においては信頼がおきにくいでしょう。
基本的にはG1の格付けを持ったレースを走ってきた馬を中心視していくことになるかと思います。


②4.5歳馬中心と所属

4歳馬の成績は(5.3.2.28)で5歳馬の成績が(3.4.3.38)となっており、中心視していく世代はこの2世代でしょう。
この世代だけで過去10年の圏内30頭の内20頭を輩出しており、馬券の主力を形成しています。
この中で関西所属の4.5歳馬を見ていくと(3.1.2.49)とやや頼りない数字が出てきています。
反面関東所属の4.5歳馬を見ていくと(5.6.3.17)となり、質量ともに関東馬が優勢と映りますね。
西高東低が競馬界では多く見られますが、こと安田記念においては関東馬が優勢です。
直近5年を見ていくと圏内15頭の内11頭が関東馬で、近年の勢力図としては関東馬が優勢なようです。


③ハービンジャー産駒とキンカメ産駒は軽視

東京のマイル戦とあって、中距離産駒の多い上の2頭は相性がよさそうに見えます。
しかしながらハービンジャー産駒とキングカメハメハ産駒のトータルは(0.0.0.14)と全滅しています。
人気馬がいないだけならば一考の余地もありますが、17年2人気エアスピネル、18年2人気ペルシアンナイトなども圏外に沈んでおり、通用していません。
父にも注目していきましょう。


以上が安田記念の過去10年のデータとなっています。
グランアレグリア、アーモンドアイ、モーリスといった歴史的名馬が後塵を拝すことも珍しくないレースで、個人的には大物が着外に沈むレースのイメージが強いです。
大物がグリグリの人気を被って2着や3着となることも珍しくないので、配当としてはそこそこつく印象を持っています。
前半戦最後のグランプリレースに向けて、ここいらで大きな馬券を獲得しちゃいましょう!!

後日計測した個別ラップを掲載予定です。





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