安田記念はロマンチックウォリアーの勝利でしたね。
日本の高速馬場には合わないという意見もささやかれれましたが、どこ吹く風でした。
直線で抜けてからは突き放し、マクドナルド騎手の風車鞭も様になっていました。
最後は後方からの追い込みを見せたナミュールとソウルラッシュを封じ、中距離だけでなく、マイル戦線でも力は世界レベルと見せつけましたね。
宝塚記念は残念ながら出走しないようですが、ブリッシュラック以来18年ぶりの外国馬による勝利と日本に十分に爪痕は残せたと思います。
これを機に今後も外国馬の参加が増えてほしいものですね。
それでは結果を見ていきましょう。

2024安田記念　結果

掲示板までの結果を掲載します。

1着　ロマンチックウォリアー　マクドナルド
2着　ナミュール　　　　　　　武豊
3着　ソウルラッシュ　　　　　モレイラ
4着　ガイアフォース　　　　　長岡禎仁
5着　セリフォス　　　　　　　川田将雅


ロマンチックウォリアーが先行していき、長い直線では追撃をしのぎ切っての勝利。
ブリッシュラック以来18年ぶりの海外馬の勝利でした。
香港のマイルG1でゴールデンシックスティと差のない競馬をしていたのは伊達ではありませんでしたねぇ。
さらに言えば、個人的には現在の中距離大将格であるプログノーシスを2度退けているだけあるなぁという納得の強さでした。
スタート良し、先行して捌く騎手の手腕もよし、しまいもよし、ということのない競馬でしたね。
ソウルラッシュとナミュールがもう一段前で競馬をしていれば・・・という感じですが、これも脚がたまっていたかわかりませんからねぇ。
本命打ったからというわけではありませんが、上りを見るにあと勝てる可能性があったとすれば直線でさばくのに苦労したガイアフォースぐらいでしょうかねぇ。
ともあれ上位の日本馬は力を発揮できていたと思います、それをしっかりと抑え込んだロマンチックウォリアーが強かったです。
調教師が「海を渡るのは勝てると踏んでいるからだ」と戦前にコメントをしていた通りでした。
状況や展開次第ではもう一度やって勝てる馬もいるかもしれませんが、慣れない状況で一発回答した人馬が非常に強く、展開としても外差しが良いとみており、実力は疑いようもないでしょう。
どうでもいい話ですが、外国人ジョッキーの風車鞭は非常にかっこよかったです笑
ロマンチックウォリアー、マクドナルド騎手ともに日本での初G1おめでとうございます！！


2着ナミュールは後方からの競馬で最後の直線に賭ける競馬でした。
戦前から末脚は疑いようもなかったのですが、少し後方過ぎるなぁと思っていたら若干届きませんでしたね。
しかしながら、稍重の中32秒台と非常にキレキレの脚を披露してくれました。
直線に賭ける競馬で非常に良い内容、しかも外差しの馬場も手伝っていたのですが・・・
今回に関しては世界レベルの馬に後れを取りました。
ヴィクトリアマイルは少し不発に終わったのですが、今回はまた強いナミュールを見せてくれました。
秋のマイルチャンピオンシップでももう一度と思える内容で、十分に牡馬とも勝負になると見せつけましたね。
今後はいったん休養かなぁと思います、秋にまたマイルで顔を見せてもらいましょう。


3着ソウルラッシュはナミュールより少し前の位置取りで競馬を進め、最後はナミュールとともに伸びてきましたね。
こちらも非常にキレ味よくあがってきましたね、後ろにいたナミュールにかわされていますので、キレ勝負でナミュールに後れを取ってしまいましたが・・・
若干ステラヴェローチェに寄られたところで体制を立て直すようなしぐさもありましたので、純粋なキレ負けかといわれるとそうでもないような感じもします。
まぁ個人的には体制に影響はなかったかなぁと思います、2.3着の入れ替わりぐらいでしょうね。
どのみちナミュールもソウルラッシュもロマンチックウォリアーをかわすことは難しかったとこのレースの見解です。
ソウルラッシュももう少しではありますが、なかなか戴冠とはいきませんね。
6歳と引退もちらつくころ合いですので何とか1つでもG1をとってほしいものですね。


4着ガイアフォースは中団少し前目というところからの競馬でした。
ロマンチックウォリアーのところで少し触れた通り、こちらは直線で馬群をさばくのに苦心していましたね。
少し追い出しでその他の馬に後手を踏み、それが最後まで仇となったかなぁと思います。
ロマンチックウォリアーには最後離されていますので、先に追い出すしか勝ち筋はありませんでしたね。
内が空いていれば面白かったかもしれないです、少なくとも2着はあったように思えます。
フェブラリーSでは2着で今回は4着、フェブラリーSの結果でも述べた通り非常に器用な馬です。
高いレベルにはいるのですが、現状器用貧乏感が出ていますので、なにかとがったものが欲しいものですね。
個人的には今回もう少し前で進めてほしかったなぁという印象です、トップスピードで劣っている分を道中でカバーするような競馬が合っていると思います。


5着セリフォスはナミュールよりさらに後ろからの競馬でした。
ナミュールとは直線入り口での差がそのままゴールでの差という印象を受けますね。
こちらは正直なところ、スタートが悪くなかったので、もう少し前目でも競馬ができたのではないかなぁと思います・・・
先行とまではいかなくても、最後方近くまで行く必要性は感じられません。
インが欲しかったのかもしれませんが、最終的に大外を回すのであれば・・・とチグハグな感じはありましたね。
実力的にはもう少し着順が前でもと思います、秋にリベンジですね。

予想印を打った馬の成績

◎ガイアフォース　　　4着
〇ソウルラッシュ　　　3着
▲フィアスプライド　　7着
☆ステラヴェローチェ　9着

ガイアフォースは直線でのさばき、道中の位置的にもう少しやれたと思っています。
とがったものが欲しいのは間違いないでしょう。
ソウルラッシュもあと数段前でも問題なかったかなぁと。


フィアスプライドは先行していき、非常に面白い競馬でしたね。
あわやというところまで来てくれており、印的に一瞬夢をみさせてもらいました。
ガイアフォースとフィアスプライドがあわやという位置まで来たときは熱くなりました笑
ヴィクトリアマイルで唯一先行で残した点から、非常に評価していたのですが、稍重が少し痛かったですかね。
こちらもソウルラッシュと同じ6歳でしかも牝馬といつ引退してもおかしくありませんので、なんとか一つというところですね。

ステラヴェローチェは大阪杯で唯一後ろから飛んできたのを評価しての重い印でした。
似たような競馬をするのかなと思ったのですが、大阪杯よりは前目で競馬でしたね。
思ったよりは伸びず残念でした。

個人的な話ではありますが、ステラヴェローチェがいい位置で直線、フィアスプライドあわやというところまで、ガイアフォース、ソウルラッシュが良い脚でロマンチックウォリアーを追う、とそれぞれ見せ場を作ってくれて、馬券は紙くずになりましたが、非常に楽しめた安田記念になったと思います。
当てれてないのに何言ってんだと思われるかもしれませんが、やはり楽しい競馬をしたいものですからね。
ゴール前で熱くなれる競馬は最高だと思いますと声を大にして言いたいところです！！


以上が安田記念の結果でした。
かなり楽しめた安田記念となりました。
ある程度想定通りのペースで来て、それが得意ペースととれる馬で比較的人気がなく、実力的にうまみのある馬に重みのある印を置いたつもりでした。
その中でそれぞれ見せ場を作ってくれて、最終的に人気決着になっただけで一歩間違えれば・・・という負け惜しみを残しておこうと思います笑
馬券をとれていればいうことなかったですね。

今週から函館での競馬が開催されますね、夏競馬のスタートと同時にG1が前半戦最後の宝塚記念まで一旦あきます。
今週はせっかくなので、夏競馬のスタート函館SSのタイムを計測掲載していきたいと思います。


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